過去の棲家ver.ぴゅーらっくす 2012/12/24UP





物件名 ホテル式貸別荘MF
探索日 2006年6月
廃墟開始 20年以上前
分類 滞在型宿泊施設
規模 中規模(4階建1棟)





静かな湖畔の森の影に、滞在型のホテルのような、微妙な別荘があったとさ。
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湖畔という立地。「みずうみのあぜ」と書いて湖畔。いわばレイクサイド。でかい水たまりに人々は
ロマンを求める。
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垂れ下がる巨人用ブラジャー。ZZカップ。TELヌカ喜び。アコーディオンカーテン奏者のブラジャー。
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フロントには大量の荷物。天井にある穴からはマリオが降りてくる。見たから間違いない。
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フロント内部。なにやらアナログとデジタルの中間くさい機械らがある。テンキー以前の「ダイヤル」という
デバイス。
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客室応対用内線電話機か。ダイヤルがあるということは外線にも繋がるっぽい。電話交換手という過去の
職業。
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リッカーミシン。繕いものが従業員の仕事から消えてだいぶ経つ。昔は女なら誰でも使えた。ミシンという
技術体系。
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タイムカード。昭和がデフォルト。名前は書かれていないが、この人は10:30〜20:30シフトだったらしい。
休みが少ない。
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落ちていたパンフレット。ガントレットが落ちてたらちょっとヤダ。
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パンフの中身。ここの前身だったのか、他所のものだったのか不明。いわばパンツの中身。
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1Fのレストラン。客室は自炊もできた。部屋に出前もできたろう。天井からたくさんマリオが落ちてきた。
見たから仕方ない。
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レストランカウンター内部。懐かしい缶紅茶「ピコー」があった。なんだっけあの英語の早口言葉。
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あの機械はジュークボックスか。100円入れて好きな曲を選ぶと音楽が流れる。今だと著作権ヤクザが
飛んでくる。
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ロビー。絶滅した「ムカシテレビ」の化石。四つ足で回転式。天板は民芸品置場。手前の椅子もニヤリと笑ってる。
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古えのテーブル筐体。ブロック崩し的なゲーム。赤がサーブボタン。サーブ!スマッシュ!ボレー!ベストを尽くせ。
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朝食券。和食洋食が両方あり、四段階八種類に分かれている。半券にミシン目があって手が込んでいる。
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色々とお見せできないチラシ。この貸別荘を起点に、時間をかけて車で近辺を観光させようという目論見だった。
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放火後ティータイム。死体を分解する細菌のように、廃墟を腐敗させようとDQNがやってくる。摂理とはいえ
無残なものだ。
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客室。和室の様子からは貸別荘という印象は伝わってこない。やはり元は旅館だったのか。
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客室のキッチン。いろいろと問題がありそうな配置だ。この煙突には蛇腹パイプが付いていたと思いたい。
人として。
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客室前廊下。団地のようだ。観光から帰ったら憩いの我が家。
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昭和58年の新聞。新聞は日付さえ正確であればいいということ。廃墟のタイムタグ。
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カルシウムパラダイス。石灰マニア垂涎の酸性溶解現場。
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人懐っこいカモちゃんたちに見送られて帰ります。あ、TELが廃墟に忘れ物したようだ。一人で取りに戻った。
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ニヤリ。
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TELコメント:

『ホテル式貸別荘』とあまり聞きなれない名を冠した建物です。

客室はホテルと言うよりはむしろ昭和50年代の団地を彷彿とさせるつくりでした。

人為的な火付けや破壊行為に荒らされている割には当時のモノがなにげに残っているのが良かったです。

物件そのものとは関係ありませんが、目の前のカモちゃんが人懐っこく寄ってくるのが心洗われました。





pcfxコメント:

過去の棲家八周年記念、「過去の棲家ver.ぴゅーらっくす」の第一弾、「ホテル式貸別荘MF」。

いかがでしたでしょうか。八周年記念といっても、その間の大部分は更新が止まっておりましたが、

ここは開き直って逆ギレしておきたいと思います。ああサボってたさ。それが何か?そんなの勝手

だろ!何か文句でも?いいよもう!何とでも言えよ!罵ればいいだろ!殺せよもう!ホラ!

・・・落ち着いたので続けたいと思います。いつもは更新の事前予告などはしてなかったのですが、

今回はついツイッターで予告してしまいました。このMFのデータもらったのが昨日の夜中で、

現在クリスマスイブの日中にこれ書いてます。ちょうど八年前の今日、カコスミは誕生しました。

長いインド旅行から帰ってきたpcfxは、時差ボケも治らないままTELの廃墟撮影に連れ出され、その

ままサイトを立ち上がる話になり、勢いにまかせて誕生しました。サイト名は10秒も考えてなかった

と思います。スッと思いつきました。今回のバージョン「ver.ぴゅーらっくす」の名前は、ツイッター

で知り合った「かしわ餅」さんという方に無理矢理つけてもらいました。命名ありがとうございます。


で、予定では本日一挙に五物件をアップしようと思っていたのですが無理でした。いや、努力すれば

できるんですが、そういう努力はなんかカッタリイのでやめました。

そんなわけで、またいつまで根気が続くかわかりませんが、過去の棲家を今後ともよろしくお願い

致します。更新を信じて待っていた皆様、大変お待たせしました。











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