過去の棲家ver.ぴゅーらっくす 2013/04/24 UP





物件名 ホテルTO
探索日 2004年11月
廃墟開始 1990年頃
分類 宿泊施設
規模 小規模 2階建1棟



2004年の11月。まだカコスミのサイトができる前に探索した物件。今頃そんなの出してくるTEL。



ホテル受付。事務所兼。通常はここに立ち寄ることはない。直接客室に車で滑りこむ。



ここで保険証を出すと3割負担で利用できたかどうかは知らないが、とにかくお子様は入れない。



コンクリに白ペンキを塗りたくった白亜の城。とりあえずヤれればいい所なので体裁だけ整ってればいい。



ガレージに車を突っ込んだらイソイソと部屋に突入。このイソイソ感は行ったものでなければわからない。



受付内部。事務机、客室内線電話、料金表。そしてあの機械が奥にある。配管で繋がってるアレが。



キャッシュシューター。ここからカプセルを空気圧で部屋に送り、金が入ったカプセルが帰ってくる。



未開封のカップヌードル。なぜ置いていったのかは謎。内線電話で注文できたのかもしれない。



料金表。部屋と曜日によって料金が変動する。わずか数百円の価格差。ホテル協会の設定価格。



簡単な飲食程度は提供していたらしい。だいたいはインスタントか冷凍。ほとんど非常食のようなもの。



経営者自宅。多くの物が残ったまま。こういう場合はだいたい夜逃げ。ラブホはそういう所が多い。



ほとんど片付ける間もなく身の回りのものだけ持って逃げる。債権者は待ってくれない。そして追いかけてくる。



自宅の風呂。洗い場が広い。湯船は小さい。黒いタイルとリボン猫の空間。配管は剥き出し。



夜逃げ廃墟につきものの、家族写真置き去り。幸せだった時期の記憶も捨ててどこへいったのだろうか。



従業員通用路。掃除などはここから部屋の裏口へ。シーツを運んで何往復したのだろう。



洗濯物まで転がる客室。方舟ベッド。扇情的な紫。隣の声は丸聞こえ。ジジババの声が聞こえると萎える。



フロント番号33番。外線に繋ぐにはフロントにかけてから。そしてキャッシュシューターの端末。ラブホの血管。



和室。ベッドも低い。寝室は障子で仕切るという慎ましさ。下品なホテルに一抹の慎ましさ。日本人は欺瞞を好む。



ドリンクの自販機。ビールとコーラとオレンジジュース。お高いのは仕方ない。コンパクト省電力設計。



眼が痛くなるようなオレンジ。ここで男女が戦の準備をし、戦の後始末をする。しない人もいる。



幻想的な絵画。というか壁紙。生々しい男女のまぐわいに一服の清涼剤。そしてそれは欺瞞。



金ピカ部屋で少しでも豪華な気分に浸れる、人間の安い人が羨ましくもある。その安価な価値観が。



こちらも眼が痛くなる黄色。非常に落ち着かないが、ここは落ち着きにくる所ではなかった。戦うところだ。



古い携帯電話が置き忘れ。この時代の携帯は、かかってくるとまずアンテナを伸ばした。アンテナも光った。



特別室。昭和48年に車庫のシャッター禁止。それをわざわざ書いてあるのは何十年ぶりかで来る客のため。



廃ラブホの看板はたいてい藪に埋もれていく。まるでそれを予定してたかのような場所にある。



TELコメント:



探索当時はまだ廃業したてのため、廃墟?みたいな感じがするホテルです。

こんな物件でもわざわざ廃墟本に掲載されていたりするので見る人が見れば興味深い物件なのかもしれません。

付近には他のアツい廃墟が有る為、それを目当てにやって来ると割と簡単に発見できる立地となっております。

あちこち廃墟を巡る特殊な性癖の人達からは、ついでに探索されるのかもしれません。




pcfxコメント:



あちこち廃墟を巡る特殊な性癖の人って俺らの事じゃん。自虐はいかんよTELくん。あと次はもっとマシな物件データ


持ってこような。マジでモチベ上がんないんスけど。






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