過去の棲家ver.ぴゅーらっくす 2013/04/09 UP





*過去の棲家ver.プラズマムヒより再掲載

物件名 IC整形外科
探索日 2006年6月
廃墟開始 不明
分類 医療施設
規模 小規模 病棟+寮



舗装の割れ目に伸びる雑草。生い茂り過ぎた樹木。散らばった物品。入るなといっても入るバカ。



アッパッパーな入り口からすんなり入る。性欲をこじらせた落書きが出迎える。



おっぱい落書きの横に部屋。病人専用部屋。パイプと板の簡素なベッドは寝具の残骸。



高価な医療器具も時代とともに陳腐化する。古い機械は下取りされない。故に放置。



炭化した火事の傷跡。火傷ではなく死体が生焼けになっているというのが正確か。廃墟は死体。



爽やかな初夏の風が吹き込むガラクタの山。元は病室だったという想像が難しい有様だ。



建物と舗装路の隙間に種子が入り込み、無理矢理に生え茂る雑草。義務と権利のごとく狂い茂る。

 



結果論の祭壇。神ありきではなく、儀式ありきでもない。放置と風化の成れの果てとしての祭壇。



廃墟で唯一光輝き続ける筈のタイルまでもが、火災によって黒ずんでいる。



化粧の剥がれた病院は、やはり単なる建築物。柱と屋根と壁の肉体。剥き出しの標本。



「病院でござい」と主張する器具。これとピコーンと音が出る心電計がお約束。手術の様式美。



廃墟で気をつけるべき残留物、ボンベ。老朽化して破裂する場合もある。廃墟爆弾。



「お前が目覚めよ!」とツッコミたくなる居眠り宗教団体。廃墟には新興宗教の冊子がよく落ちている。不吉。



廃墟がDQNに見つかると廃墟2.0に変貌する。それは進化ではない。死者への冒涜だ。



植物は廃墟を隠す。死体を貪る蛆虫のように、骸を隠す布のように。



TELコメント:


御当地では有名な心霊スポットだったようです。

遠い地に居住する私も物件名はたまに耳にしておりました。

物件は焼けてしまい、無残な姿を晒しております。

それすらも廃墟の時の流れではありますが何ともまあ・・・

出遅れ感は否めませんが、まだまだ行きます!




pcfxコメント:


再掲載の筈なのだが、これをアップした覚えがまったくない。ところで病院廃墟ってよく焼けるよね。





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